お使いのiPadに、突然「iPadは使用できません iTunesに接続」というエラーが表示されたという経験はありませんか?このエラーが表示されている間は緊急SOS以外の機能が使用不可となり、非常に不便です。本記事ではこの「iPadは使用できません」が出る原因および直し方についてご紹介します。
- Part1:「iPadは使用できません iTunesに接続」エラーが表示される原因
- Part2:「iPadは使用できません iTunesに接続」が出た時の直し方(パソコンあり)
- Part3:「iPadは使用できません iTunesに接続」が出た時の直し方(パソコンなし)
- Tips1:iPadの初期化後、バックアップからデータを復元する
- Tips2:使用できないiPadがiTunesに接続できないのはなぜか?
Part1:「iPadは使用できません iTunesに接続」エラーが表示される原因
このエラーが表示されるのは、多くの場合、以下の三つが原因です。
原因① iPadのパスコードを忘れた
ほとんどの方がiPadにパスコードを設定していると思います。パスコードといっても、最近はFace IDやTouch IDを使用するのが一般的で、数字によるパスコードを入力する機会はそれほどないかもしれません。
しかし、例えばバッテリー切れなどでiPadを再起動した後、初回のロック解除時にはFace IDもTouch IDも使えません。ここで受け付けてくれるのは数字によるパスコードのみです。さて、ここでパスコードがどうしても思い出せず、を何度も入力することはできますが、その後はiPadが使用不可となります。
原因② 画面の誤操作による不正なパスコード入力
あるいは、タッチパネルの不具合で勝手にスリープモードが解除され、間違ったパスコードが何回も入力されることもあります(これを「ゴーストタッチ」といいます)。この場合もパスコードを思い出せない場合と同じく、間違ったパスコードの入力回数により、「iPadは使用できません *****」のサフィックスメッセージも異なります。
パスコードの入力を何度か間違えると
6回間違えた時点では1分間のペナルティでしたが、次(7回目)も間違えてしまうと今度は「5分後にやり直してください」という文言に変わり、更に(8回目)間違えると「15分後にやり直してください」、その次(9回目)も間違えると「1時間後にやり直してください」…と、使用制限時間が加算されていきます。
そして10回間違えると「iPadは使用できません iTunesに接続」と表示されます。この場合、もういくら待ったとしてもパスコード入力画面が開くことはなく、表示にある通りiTunesに繋ぐしか手段はなくなります。
原因③ iPadOSのソフトウェアアップデートに失敗する
新機能が使えたりセキュリティが向上したりするために、iOSの更新は毎年恒例的に行われています。しかし、なんらかの理由でiPadOSのソフトウェアアップデートの失敗により「iPadは使用できません」というメッセージが出た事例もあります。
「iPadは使用できません iTunesに接続」が出た時の直し方(パソコンあり)
さて、「iPadは使用できません」はパスコードの入力ミスが原因であることが分かりました。しかし、一定回数間違えると今度は「iPadは使用できません」の後に「iTunesに接続」という文言が追加され、永久に使用不可となります。
この状態を解除するためには、iPadを一旦初期化しなければなりません。もしバックアップデータがなければすべてのデータを失うことになりますので、予めご了承ください。
- 対処1:画面ロック解除ソフトPassFab iPhone UnlockでiPadを初期化する【一番簡単かつ迅速】
- 対処2:iTunesに接続して、iPadを復元する
- 対処3:リカバリーモードでiPadを初期化する
- 対処4:iCloudでiPadをリセットする
対処法1:画面ロック解除ソフトPassFab iPhone UnlockでiPadを初期化する【一番簡単かつ迅速】
「iPadは使用できません iTunesに接続」が表示された時、iPhoneやiPadの修復を専門としたソフトウェアを使ってiPadのパスコードを解除するのがお勧めです。日本語に対応していなかったり機能が多すぎて使いづらかったりするソフトが多い中、PassFab iPhone Unlockは完全日本語対応かつシンプルな機能で操作しやすいのが特徴です。それに、100%iPadのパスコードを解除できるし、iOS 16などすべてのiOSバージョンとデバイスもサポートできる、とても便利です。
PassFab iPad 解除 ツールは、数分で画面のパスコードロックを解除することが可能です。iTunesやiCloudのような複雑な操作も不要なため、IT機器に不慣れな方は、まずこちらをお試しになったほうがよいでしょう。
01まずはPassFab iPhone Unlockを起動して、メイン画面の[解除開始]機能を選択します。
02次に、「iPadは使用できません」エラーが表示されたiPadをPCに接続します。[開始]ボタンが表示されるので、そちらをクリックしてください。
03次に、保存先を指定し、[ダウンロード]ボタンを押して、パスコード解除に必要な最新のiOSファームウェアをダウンロードします。
04ファームウェアがダウンロードされたら、[解除開始]ボタンを押して、iPadを初期化します。
05パスコードの解除に成功すると、次のような画面になります。iPadを開き、パスコードを再設定してください。
PassFab iPhone Unlockで「iPadは使用できません iTunesに接続」が出た時の直し方の動画ガイド
対処法2:iTunesに接続して、iPadを復元する
「iTunesに接続」とあるので、まずは指示に従ってiPadをiTunesに接続してみましょう。もし過去に一度でもiTunesと接続したことがあれば、最初にバックアップを取ってから初期化を行うことが可能です(データの損失はありません)。
01まず、Lightningケーブルを使って、いつも通りにiPadをパソコンと接続します。
02iTunesが開き、自動同期がオンになっている場合は自動的にバックアップが作成されます(オフの場合は手動で[今すぐバックアップ]をクリックしてください)。
03バックアップ完了後、続けて[iPadを復元]を選択します。
04ポップアップが表示されるので、ここで[復元]をクリックします。
05最新のiOSをダウンロード後、iPadの初期化が始まります。
06初期化が終わると、iTunesの画面が切り替わります。メニューから「このバックアップから復元」を選択し、[続ける]をクリックしてください。
07数分すると、iPadの画面に「ようこそ」と表示されます。データは元のままで、パスコードロックが解除された状態でお使い頂けます。
対処法3:リカバリーモードでiPadを初期化する
過去にiTunesと同期したことがない場合は、iPadをリカバリーモードにしてからiTunesに接続しましょう。
01まず、お使いのパソコンにiTunesをインストールしましょう。
02次に、iPadを以下の方法でリカバリーモードにします。
03このようにしてiTunesに認識されたiPadを選択すると、次のようなウィンドウが表示されます。二つの選択肢のうち、[復元]を選択してください。
04「工場出荷時の設定に戻してもよろしいですか?」と表示されたら、[復元とアップデート]ボタンを押してください。
05するとiPadの初期化が始まりますので、しばらく待機します。
06初期化が完了したら、新しいiPadとして設定を行ってください。
対処法4:iCloudでiPadをリセットする
さて、エラーには「iTunesに接続」とありますが、仕組みとしてはiPadの初期化さえできればいい訳です。また「iPadは使用できません」 iTunesに接続できない場合、iPadの他の初期化方法としては、iCloudの「探す」機能があります。本来はiPadを紛失したり盗難に遭ったりした時のための機能ですが、この場合にも有効です。
ただし、この機能は本体の設定のほうで「iPadを探す」がオンになっていなければ使えないことに注意してください。
01まず、iCloudの「探す」ページにアクセスし、Apple IDとパスワードを入力してサインインします。
02Apple IDに紐づけられているデバイスの現在地を示す地図が表示されます。画面上部の「すべてのデバイス」というところをクリックし、デバイス一覧から該当するiPadを選択します。
03選択したiPadに対する操作オプションが表示されたら、「iPadを消去」というところをクリックします。
04ポップアップが表示されます。ここで、[消去]をクリックすると、iPadのデータが遠隔で消去されます。
05初期化が終わったら、iTunesを使った方法と同様に初期設定を行いましょう。
Part3:「iPadは使用できません iTunesに接続」が出た時の直し方(パソコンなし)
他のデバイスで「探す」アプリから直す
01まずは「探す」アプリを開き、ログインします。
02次に、「デバイスを探す」をタップし、消去したいデバイスを選択します。
03最後に、「このデバイスを消去」をタップします。
これから紹介するのはパソコンなくてもiPadを初期化する方法です。つまり、iPhoneなど他のiOSデバイスで「探す」アプリを使い、iPadを初期化「探す」アプリを使ってiPadをリモートでリセットする方法は、直接iPadでリセットする方法とは異なり、手元にデバイスがなくても操作できる柔軟性を提供します。これは、デバイスが紛失または盗難に遭った場合に特に重要で、リモートリセットはiPad上のすべてのデータを安全に消去し、Activation Lockを有効にして不正な使用を防ぐことができます。詳しい操作方法は以下の通りです。「
Tips1:iPadの初期化後、バックアップからデータを復元する
リカバリーモード、iCloud、PassFab iPhone Unlockerを使った方法では、初期化時にバックアップを取ることができません。そのため、初期化した後には過去のバックアップデータから復元を行う必要があります。
なお、バックアップを取ったことがない方は、本記事で紹介した初期化によってすべてのデータを失ってしまったことでしょう。今後、二度とパスコードを忘れないようにするのが一番ですが、万が一のこともありますのでバックアップは取るようにしたほうがよいです。そこまで難しくありませんので、以下の方法を参考にしてください。
iTunesでバックアップを取る
パソコンをお持ちの場合は、iTunesでバックアップを取ることをオススメします。
まず、iTunesをインストールした状態のパソコンとiPadを接続し、iTunesを起動させます。
ここで、iPadの画面に「このコンピュータを信頼しますか」と表示されますので、[信頼]をタップします(パスコードを設定している場合はそちらも併せて入力してください)。
iTunesがiPadを認識し、画面上に「新しいiPadへようこそ」と表示されます。選択項目がある場合はそちらにチェックを入れ、[続ける]→[開始]をクリックしてください。
画面の左上にiPadのマークが表示されますので、こちらをクリックします。
iPadの情報(最大容量、電話番号等)の画面に切り替わったら、「バックアップ」という項目にある[今すぐバックアップ]をクリックします。しばらく待機していると、自動的にバックアップが作成されます。
iCloudでバックアップを取る
逆にパソコンをお持ちでない場合はiCloudでバックアップを取るとよいでしょう。では、やり方です。
この方法の注意点として、バックアップを取るにはWi-Fiに接続する必要があること、およびバックアップできるデータの量に制限があることの二つが挙げられます。5GBまでの容量であれば無料ですが、それ以上のデータを保存したい場合は有料となります(参考:50GBで130円/月)。特に写真・動画は容量が大きいため、iCloudでバックアップを取る場合は課金が前提となることを予めご了承ください。
まず、iPadをWi-Fiに接続し、[設定]→一番上の[(ユーザー名)]→[iCloud]とタップしていきます。
[iCloudバックアップ]をオンにし、[今すぐバックアップ]を実行します。あとは自動でバックアップを作成してくれるので、完了するまで待機するだけです。
Tips2:使用できないiPadがiTunesに接続できないのはなぜか?
iPadがiTunesに接続できない原因は、ケーブルやポートの問題、ソフトウェアの更新が必要であること、Windowsのドライバの問題、iPadが新しいコンピュータを信頼していないこと、あるいはiPad自体に問題があることなどが考えられます。これらの問題を解決するためには、異なるケーブルやポートを試す、ソフトウェアを最新バージョンに更新する、ドライバを更新または再インストールする、iPadとコンピュータ間の信頼関係を確立する、そして必要であればAppleのサポートに連絡することを試みてください。
まとめ
本記事では、iPadに「iPadは使用できません iTunesに接続」と表示されてしまう原因、およびその場合の対処方法についてご紹介しました。パスコードの入力ミスを一定回数繰り返すとこのエラーが表示されますが、10回に到達するとiPadを初期化しない限りは永久に使用不可となります。
この場合、iTunesやiCloud、そしてPassFabパスコード解除ツールが有効ですが、パソコン初心者の方には最も操作が簡単なPassFab iPhone Unlockerを使った方法が一番オススメです。なお、今までバックアップを取ったことがないという方は、本記事の最後に紹介した方法を参考にバックアップデータの作成にトライしましょう。